馬喰横山の焼肉店はこだわり派がせいぞろい

馬喰横山の焼肉店はこだわり派がせいぞろい

馬喰横山はビジネス街という印象があります。とくに、衣料品関連の問屋街が多く、タオル問屋や大きいサイズの専門店などこの場所ならではの店が並んでいます。まさに、昭和中期にタイムスリップしたかのような店が立ち並ぶ一方で、イマドキのおしゃれな飲食店も見られる街です。古きよきものと、新しいものが混在している街なので、散策してみるのもいいでしょう。そんな馬喰横山で食事をしたいとなったとき、やはり目に付くのは焼肉店です。現在、飲食店のなかでも売上が多いのは焼肉店といわれており、新規出店も多く、既存のチェーン店も引き続き店舗数を増やしています。

ここまで焼肉店が人気となった背景は、さまざまなシーンで楽しめることに尽きるでしょう。家族で食事を楽しむのもいいですし、デートや女子会でも利用できます。最近は、カウンターのある店も多くなっているため、ひとり焼肉を楽しめるようになってきました。さらに、高級店からお手頃価格のお店まであるため、バリエーションが豊富といえます。そのなかで、馬喰横山の焼肉店はビジネスの流れがあるせいか、少々高級路線の印象があるでしょう。何を持って高級かというのはそれぞれ違っていますが、いくつかの条件があるように思います。



まず、店が独自で仕入れを行っている肉にこだわっているという点です。○○牛というようないわゆるブランド牛にこだわっている店が多く、ブランド牛にこだわっていない店も特定の生産者と独自に契約をしていて直接仕入れているケースが見られます。このケースでは、オーナーが全国の牛肉を食べ、比較した結果で全国のいくつかの農家と提携しています。このようなケースも厳選された牛肉が仕入れられているといっても過言ではないでしょう。また、全国のおいしい牛肉がそのときそのときで違うというのも楽しみがあります。こだわりの蕎麦屋に見られるような、「今日は○○産の蕎麦を使用しています」に似たものがあるでしょう。

基本的においしい肉というのは、肉そのものがおいしいです。そのため、何も付けずに食べる、もしくは塩だけを付けると肉のおいしさが分かるでしょう。肉のおいしさは脂身の部分に多く含まれていますが、あまりにも脂が多い肉は胃もたれしたり、量も進まなかったりします。そのため、適度な脂身が大事であり、おいしい肉は脂の入り方が違います。それは、手切りをしている馬喰横山の焼肉店なら分かることですが、まず見た目が美しいです。



また、これらのおいしい肉を焼くとき、ただ焼けばいいのではなく、考えながら焼くことが必要といわれています。焼き過ぎると肉そのものが固くなってしまうため、焼き過ぎは厳禁です。馬喰横山の焼肉店を訪れる人の多くは、これまであらゆる店で焼肉を食べてきたはずなので当然承知していることでしょう。肉はできたら網に乗せて様子を見ながら焼きたいものです。ざっと網に並べることはせずに、数枚乗せてほどよい焼き加減を見極めましょう。あまり焼いていないと気になるという人もいるとは思いますが、牛肉に限ってはレアでも食されるため、そこまで気にすることもありません。レアの方が肉の旨味が感じられるといってもいいでしょう。

馬喰横山にはおいしい焼肉店が数多くありますが、オーナーの努力もあって価格は意外と抑えられています。それは、生産者から直接の買い付けが多いからといえるでしょう。よい肉を使っているわりに価格は手ごろであるためコスパが高くなっています。ビジネスの流れだけではなく、この場所を目指して焼肉を食べに立ち寄られてみるのもおすすめです。アクセスしやすい場所であるため、待ち合わせもしやすいと思われます。

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